生物の先生になりたいの!

迷走と突進を繰り返しながら楽しそうに生きる先生を目指す人

休校期間が延びたのでこれまでの反省点と今後挑戦してみたいこと

 

こんにちは!脳筋過ぎて家にいると気分がふさぎ込みます、かなみです。

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在宅勤務も一か月以上経過して、すっかり板についてきました。

 

今年が新任なので通常時の学校でまだ教員をしたことがありませんが、とりあえずこれまでで学んだこと、休校が伸びたことを受けて、次の休校期間1か月に向けた改善点などをまとめてみました。

 

 

 

反省点

学校ではロイロノート

n.loilo.tv

 

を使用しているのですが、正直あまり使いこなせていませんでした

 

単純にPDFを取り込んで課題を出し、生徒が提出してくれたものに〇をつけたりコメントしたりして返却するだけ。

 

チャンス!とばかりに授業準備のストックばかりに頭がいってしまい、地に足がついていませんでした…

順調に提出率も下がってしまいました

(あぁぁぁぁ・・・)

 

 

もっと細かく生徒へのフィードバックを行うべきだった、ということと、生徒からの提出物を受けて内容を柔軟に変更していくこともするべきでした。

 

 

オンラインほど個人への対応が大変(でも大事)だろう

 

人とのつながり

在宅で作業をしていて、だんだん気が滅入ってきます。じわじわ効いてきます。

 

おそらく生産性はまだ慣れない職員室でソワソワしながらやるより格段に高くなります。

学校での1時間と家での1時間では3倍くらい違う勢いです。

 

しかし、脳の疲れも3倍です。

 

しかも体もほとんど動かさないので、だんだん発狂しそうになってきます。

 

はじめは、研究生活と同じようなものだろうと甘く見ていたのですが、

始まったばかりで調子に乗っている記事 ↓

www.kanaology.org

 

 

軽く小話ができる、ちょっと困ったときに気楽に相談できる、といった環境が全くないのはこんなにも大変なのかと思い知りました。

 

自分の好きなこと(生物について)だけをやっている私ですらそんな風に思うのに、やりたくもない科目の課題をやらなければならない、しかも体力お化けで遊びたい盛りの十代には結構酷な状況だなと思いました。

 

せっかくなら、理科や生物がそんなに好きではなくても少し自由度をもって、好奇心や興味関心が湧くようにできるような課題がいいかなと思いました。

 

さらに課題を出すうえで考えたのは、ただの穴埋めにしてしまってはすぐにインターネットで検索してこなすだけの作業になってしまうだろうということでした。

 

なので、せっかくなのでと、疑問を挙げる、調べる、結果の予想を考える、などの課題を出すことにしました。

 

前置きが長くなりましたがここからが本題です、そして気が付きました、そういった課題は、〇付け、コメントに膨大な時間がかかる!

しっかり取り組んでいる生徒は毎週発表レベルに完成度の高いものを仕上げてきます。

すると、添削にとても時間がかかるなと。

 

さらにさらに、サーバーが混み合っているので時間帯を狙ってアクセス・・・

もう、今日はいいか~とあきらめ、翌日へ・・・

 

自分の作業ばかりになり、あまりしっかりと生徒の提出物と向き合っていなかったことにふと気が付きました。

 

せっかくこんな中でも取り組んで出してくれているのに

「そんな風だから提出率下がるんだよ!」といわれてはいませんが、猛烈に反省しました。

 

生徒の様子が直接はみられないから、せめて出してくれた提出物とはしっかり向き合って、それが次回の授業(課題)内容に反映されている、といったほうがお互いに学びになるなと思いました。

 

 

 

学びの生産性

もう一つの理由は、学びの生産性です。

 

どういうことかというと、私は大学受験の時、東進ハイスクールで動画授業を利用しました。それからもスタディサプリや何かにつけて動画授業を愛用しています。

 

倍速再生できて、わからなところは何度も再生できて、プロの凄腕講師で、板書はいったん動画を止めて書けるから話に集中できる。動画授業は本当にいいことばかりで生産性や効率は本当に高いと思います。

 

そしてこんな時だからこそ良質な学習コンテンツに無償でアクセスできるようにもなっています。

 

いずれそんな風に神授業も…とも思いますが、決められたカリキュラムに沿って覚えるための学習に関しては、少なくとも今、これには勝てないと思いました。

(ちなみに自分で動画を撮影してみてみたのですが、もう、下手すぎてビビりました)

 

 

そこでどうやってそれに淘汰されずに共存していくかと考えたら、

 

どう考えても一人一人への細かな対応だと思いました。

 

疑問や探求に寄り添いながら先導していく。個人に合わせたり、きめ細やかな添削やコメントを返したりすることをしなければ、神授業動画の下位互換になってしまうと焦っております。

 

 

でもこれができれば、鬼に金棒、神授業動画に学校といった感じですごいことができそう!とわくわくしています。

 

 

今後の取り組み計画

まずは家でもできる実験を量産していきます。理想は家のほうが適している実験です。

 

具体的には、

  • 時間がかかる
  • 器具がいらない
  • 生活に密接している

です。これらを満たしていれば、実験室でやるより、効果が高いかなと思います。

 

実験室でキッチンでもできるような実験をするとなんだかわくわくが半減する気がしますので・・・(中学生の時の私だけかな…?)

実験の非日常感って高揚して妙に覚えていたりしませんかね?

 

 

現時点ではスケッチは何度か行いました。

 

長期間(10日間ほど)にわたる豆苗の観察実験も来週始動し始めます。

 

みんながそれぞれ家で実験をして、最後に一つにまとめることでサンプル数を稼ぎつつ、全員で何か一つのことを成し遂げる体験も、という欲張りな魂胆です。

 

次にも実験を考えなくてはなりません・・・

 

 

LOOM

LOOMというサイトがレクチャー形式の動画に特化していてストレスフリーで使えるということが分かりました。

 

今までは撮影のためだけに使用して、実際の動画はGoogle Driveに保存し生徒と共有していたのですが、校長先生からのOKが出たので試験的に導入できることになりました。

 

周囲にLOOMを知っている人がおらず、日本語の情報もあまりないサイトで若干不安ですが、どんどん新しいものに手を出す精神で挑戦します!

 

 

 

 

途中、戦意喪失しかけましたが、復活しました!それでは!