こんにちは、かなみです。
わくわくドキドキで迎えるはずだった新学期でしたが、
このような状況でドタバタになってしまいました。
ブログを更新すると豪語しながら、全くせず、教材研究をすると言いながら大してせず、卒業研究や引っ越し準備、旅行(計画倒れ)準備に明け暮れて春休みはなくなりました。
勤務前にさっさと教材研究終わらせようとか思っていましたが、もちろんできませんでした・・・
宣言した分量の半分くらいだけは達成しました。
にもかかわらず、
中高の生物分野ほぼすべてを持つことになりました。
(中学は地学と環境も…)
社会人1週間で在宅勤務
私が知っている先生って
大体1~2学年くらいを持って、でも1学年が何クラスもあるから同じ範囲の授業しまくって忙しい!ってイメージだったんです。
だからコマ数で言えば沢山だけど、単位数はそんなに多くない、という感じ。
それでもあんなに忙しそうだったのに、
私…一年目からほぼほぼ6学年分の生物全部やるみたいです。
(多少想像はついていてわかっていたことではあったのですが、いざとなると足がすくみますね)
絶対絶命の大ピンチ!
と思っていましたがこのコロナ休校期間…
不謹慎なのは重々承知ですが、
ぎりぎりになって神様が猶予を与えてくれた最後のチャンスだと思います。
ベテラン教員にとっても初体験
まずは何よりもちろんこれまでの経験値が全く違いますし、生徒との関係が出来上がっているところも違うのですが、
多少なりともベテランとの実力差が縮まると思います。
あくまで自分が生徒だったら…の話ですが、若手の先生に抱く、授業下手だなとか、つまんないな~という印象って授業中の立ち居振る舞いとか、表情とかトーンとかから感じると思うんです。
案外授業の内容とか、板書とか作るプリントとかは二の次かなと。
なので課題とかをオンラインで出している間は、多少そういったものが先延ばしになっていると思います。
さらに、ベテランの先生たちは今まで教材研究してきたストックや板書を100%そのまま使うことができなくなっているかと思います。
なのでそういった一朝一夕には埋められない差が少し軽減されるのでは?と思います。
さらには!
慣れない先生が多いであろう在宅勤務、
小さなお子さんがいるような先生方はなかなか在宅勤務で高い生産性を発揮することが難しいのではないかと思います。
そもそも仕事し慣れた環境ではないところで仕事をするということが難しい人も多いかと思います。
その点でもそもそも仕事自体慣れていないし、
何なら家での勉強や作業に慣れている新卒の人たちのほうがそういった部分への適応力は高いのではないでしょうか。
なので、この機会にガシガシ家で仕事をすれば少しはいっちょ前に戦力っぽく自分を偽れるかもしれません。
潤沢な準備時間
言わずもがな・・・。
本来であればほかの事に多くの時間を割かなくてはならない新学期に、ぽっかりといろいろなものが抜けました。
そうして時間が生まれたのでできることはたくさんありますね。
コロナが落ち着いたら、ストップしていたものが一気に押し寄せてくるかもしれませんが、その分の授業準備を先取りしてもおつりがくるくらいには時間があると思います。
裏を返せば、休校明けに教材研究全然できていなかったら、あの間何してたんだよってなりますが・・・。
ICTへのチャレンジ
これがここ数年はずっと教育業界でホットな話題なのではないでしょうか?
突如オンラインでの対応や教育支援を余儀なくされてICTの波が一気に後押しされたという感じですね。
まだ初めて間もないですが、ひしひしと乗り越えなくてはと感じるのはやはり生徒側のネットやデバイス環境の整備です。
私の勤務校はロイロノートが導入済みなのでロイロノートを軸に課題などのやり取りをしているのですが、
おそらくiPadとペンなどの直感的に操作できるものがそろっているのだろうなという生徒と、
スマホだけ、使い慣れていないPCだけ、などといった差があるのを提出物から強く感じます。
また、プリントアウトできる環境が整っているかという点も大きな差のように感じます。
授業を動画にするというのもそろそろやってみようかと考えてはいますが、
生徒側の通信速度や料金体系のことまではわかりません。
あまりに容量の大きなデータで対応して差が生まれるというのも不本意です。
とはいうものの、新しいことを学ぶのに読み物だけというのも寂しいです。
個人的には正直はやく授業の場数を踏みたいという焦りもあります。
考えること、配慮することは山積みですが、
休校明けにICTをさも当然のように使っていける教員になるのかへの分岐点にいる
ことは確かだと思います。
この機会にいろいろ試しながら模索しないとですね!
右も左もわからないのに突然の休校&在宅勤務でどうしようかと思っていましたが、1週間弱経ち徐々にチャンスなのではないかと思えるようになってきた、という報告でした。
それでは!