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【ゼロから】3か月で教員採用試験一次合格のためにしたことまとめ

3か月で全くゼロの状態からどうやって東京都教員採用試験一次を一発で突破したのか

いくつかの私立学校からの合格もいただいたのかを赤裸々に紹介します。

どうぞ~

 

 

 

状況と勉強前の準備

4月に留学から帰国し、引っ越しなどいろいろ終え、いざ、『教採の勉強するぞ!』となりましたが、

 

まず、始めの3日間くらいでインターネットや

すでに教員として働いている友人などに話を聞いてひたすら情報収集をし、勉強プランを考えました。

 

インターネットの情報や、友人からの話などを元に、自分の現状を踏まえて考えることとしました。

 

条件として、授業などはなく基本的には、

 

①週2回のゼミ(1回3時間程度)への出席

②週2日程度、生活費のためにアルバイト(5~6時間/日)

③6月以降は月に10日程、研究のための調査で全く勉強できない日があること

 

以外はほぼ自由に時間を使える環境にありました。

 

 

これらを踏まえて、立てた実行目標は、

 

  • 公立の一次試験突破(それまでに教職教養・専門教養をある程度完成させる)
  • 公立の一次試験後は、生物をさらに深め、面接などの対策を進めること

としました。

 

つまり、まず達成すべきは、

丸々3か月でゼロの状態から公立の一次試験突破レベルにすること

でした。

 

 

ちなみにゼロの状態というのは中学レベルもきれいさっぱり忘却済みということですね(笑)

 

さらには留学中、全く日本語を使用しなかったので、もともとなかった読解力がついに皆無になっていました。

 

なので日本語のリハビリがてら読書をすることにしました。

読んだ2冊はこちら。

 

 

 

 

 

後日談ですが、私立の面接では、読書については全くこちらから何も言いませんでしたが、最近読んだ本について質問されたことが何回かあったので助かりました。

 

 

 

使った教材

使用した教材(8割以上は使い切ったもの)は使った順に、

スタディサプリ

studysapuri.jp

 

 

②教職教養ランナー

 

教職教養ランナー [2020年度版] (教員採用試験シリーズ)

教職教養ランナー [2020年度版] (教員採用試験シリーズ)

 

 

セミナー生物基礎・生物

 

 実際は私が高校生の時に使用していたものを再利用したので、上の写真とは異なりますが。

 

④大森徹の最強講義問題集150生物Ⅰ・Ⅱ

 

大森徹の最強問題集159問 生物[生物基礎・生物] (シグマベスト)

大森徹の最強問題集159問 生物[生物基礎・生物] (シグマベスト)

 

 今あるのは9問増えてこちらなんですね。

これが恐らく、大学受験生にとっては最難関の一つではないかと思うので

専門の生物は大学受験期にように強気に攻めることにしました。

 

 

⑤リードα物理基礎

 

 

四訂版 リードα 物理基礎

四訂版 リードα 物理基礎

 

 

 こちらも、友人からもらったものを使ったので私が高校生の時のもので写真とは異なっていますが。

 

EXCEL化学(化学基礎のみ)

 

新訂エクセル化学総合版―化学基礎+化学

新訂エクセル化学総合版―化学基礎+化学

 

 これも高校生の時のものを再利用しました。

 

 

⑦青木の地学基礎をはじめからていねいに 東進ブックス 

 

青木の地学基礎をはじめからていねいに (東進ブックス 大学受験 名人の授業)

青木の地学基礎をはじめからていねいに (東進ブックス 大学受験 名人の授業)

 

 地学に関しては全く分からなかったのでこちらをチョイスしました。

一通り読みました。わかりやすかった!

 

駿台センター 30日 地学基礎

 

短期攻略センター地学基礎 (駿台受験シリーズ)

短期攻略センター地学基礎 (駿台受験シリーズ)

 

 ささっと1周だけしましたがちゃんとやらないとダメでしたね…

 

 

⑨教採過去問シリーズ5冊 東京都(専門教養・教職教養・論作面接)埼玉県(一般教職教養・専門教養)

 

東京都の教職教養過去問 2020年度版 (東京都の教員採用試験「過去問」シリーズ)

東京都の教職教養過去問 2020年度版 (東京都の教員採用試験「過去問」シリーズ)

 

 これらを東京都と埼玉県で計5冊!

 

 

⑩集団面接集団討論完全対策マニュアル

 

集団面接・集団討論完全対策マニュアル

集団面接・集団討論完全対策マニュアル

 

 これは当たり前だけど忘れがちなことをしっかりと書いてあって、こうすればいいんだ!とやるべきことが明確にわかるので良かったです。

 

 

⑪場面指導必修テーマ

 

教員採用試験 面接試験・場面指導の必修テーマ100 2020年度

教員採用試験 面接試験・場面指導の必修テーマ100 2020年度

 

 これもわかりやすく様々な場面指導の実例と対策、模範解答などが示されていています。

 

面接を意識して一旦は自分で考えてみて、自分の答えがNGでないか、抑えるべきところは触れていたかなどを頭の中で確かめていました。

 

⑫ 文部科学省ホームページ (答申などに軽く目を通す)

 

⑬ 東京都教育委員会ホームページ(政策や大綱などに軽く目を通す)

 

⑭ 学習指導要領 中学校・高校理科

  

平成29・30年改訂 学習指導要領、解説等:文部科学省

 

これら以外にもいくつか購入しましたがほとんど手が回らずできなかったものなので割愛します。

 

 

具体的な勉強内容・方法・時期

ここからは具体的な教採対策の勉強内容・方法・時期です。

ざっくりした計画と現実はこんな感じでした。

 

f:id:kanaolgy:20191007205313p:plain

 

どうせ伸びるだろうと思ったので計画は前倒しで立てたので、結果的にそれが功を奏しました(笑)

 

  • 基礎力養成

 4月中はスタディサプリで専門教養の基礎力養成と教職教養対策を主に行いました。

 

始めに、教採のバイブルである東アカの中学理科の問題集

 

 

の例題と演習問題を1周サーっと解きました。

 

これで自分のスタートラインとゴールが明確になります

 

どこが分かっていてどこがどの程度分からないのか、また、どの程度のレベルまでもっていかなくてはならないのかなどですね。

するとこれが、全くわからない!(;’∀’)

 

かろうじて生物や化学の基礎的な部分を覚えている程度でした。

そこでスタディサプリに入会しました。(回し者じゃないですよ)

動画で学ぶ方が私には向いていて、お金も無いので、迷わずこれにしました。

倍速再生で

中1理科・中2理科・中3理科・高校化学基礎・高校物理基礎・高1化学(前半無機の部分のみ)

を一気に受講しました。

 

生物は問題演習しながら取り戻すことが出来る感じがしたので、中学理科の講座でも生物はやりませんでした。

 

4月中はとにかく受講して全部を網羅し、5月に問題演習をしていく中でつまずいた範囲は再び受講するといった形で利用しました。

 

  • 問題演習

ひたすら問題集を解きました。

感覚として公立の専門教養はそこまで難しくない(共通科目はセンターレベル・選択科目はGMARCHレベルくらい?)印象でした。

 

なので生物はセミナーを全部で4周(発展問題は2周)例題などは完ぺきになるまで行いました。

その他の問題集は基本問題や演習問題のみ行い発展問題には手を出しませんでした。

 

といった感じでがつがつ進めました。

 

教職教養対策で使用したのはこちらもバイブルのランナーです。

まずは書き込み式なので

  1. 解いて(書き込んで)みる
  2. 答え合わせをし、知らないところなどに赤字を入れる

を1冊丸ごとしました。

 

教職教養の知識は全くなかったのですが、やっていくと同じ言葉や法律などが何度も出てきたり、一般常識で答えられたりする部分があることに気が付きます。

 

教職教養の配点が低いか、簡単な自治体であれば対策はこれで十分かと思います。

 

そして、過去問を解く中で、間違えた問題・選択肢などで触れられているところ・曖昧なところなどを、

 

ランナーの対応箇所と照らし合わせて復習(頭に叩き込んでいく)という作業を

 

東京都過去問8年分、埼玉県過去問5年分しました。

 

それぞれ過去問は間違えた問題だけを2周しました。

東京都に比べ埼玉県のほうが簡単だったので先に埼玉県から行いました。

 

他の科目の過去問も同じように解いて間違えたところはその単元を問題集やスタディサプリで復習しながら進め、

間違えた問題だけ2周しました。

 

教職教養の配点が低いか、簡単な自治体であれば対策はこれで十分かと思います。

 

それでも東京都の教職教養に不安が残ったので、きょうさい対策ブログさん、

skyosai.com

教職教養対策記事を読み、おまとめプリントも活用させていただきました。

これは本当に助かりました。

 

東京都を受験する方はこれだけでもいいんじゃないかというくらいすごいためになりました。

 

そして、国や都の答申や政策などにさっと目を通しました。

  • 面接対策 

バンバン受けながら気が付きましたが、面接の対策はあまりしていなかったのです。

 

ただ、私立学校では応募書類に作文や自己PRを課しているところも多く、これらの準備のために自己分析などは行っていました。

 

後は、大学が行ってくれた面接対策のための模擬面接で、

面接での諸作法を教わり、他の受験者がどのようなことを話すのかを知りました。

 

(私はテンプレ通りに準備ができなかったので、差別化を図るように努めながら、求められる回答から大きく逸れないように自分の考えとのすり合わせを行いました)

 

 

集団討論などは全く対策が出来なかったので本を読みこむだけで済ませました。

 

  • 論作文対策 

協同出版が開いている対策セミナーに参加しました。

講座詳細・日程 | 教員採用試験 -協同出版-

 

一日で、1万5千円程度(確か)とお高く、地方に住む私にとっては東京までいかなくてはならないので大きなコストがかかりましたが、これは行く価値ありでした

 

基礎からしっかり教えてもらえ、採点する人目線でのコツを教わることが出来ました。

面接官も採点者も人間ですからね…配慮が大切。

 

ちょうど私立学校の二次試験と私学教員採用合同説明会などと日程が近かったので、行くことにしました。

 

教員採用試験に精通し、添削者や面接官も経験されているような先生がしっかりと教えてくれ、

3本執筆し、添削も受けられて、何より時間をきっちり測られ、知らない人達の中でピリッとしたモードでできたので良かったです。

 

その後はあまり対策という対策はしませんでしたが、

過去問には目を通し、論文を書く前段階の構成メモを書く、模範解答や解説を読むなどをしました。

 

 

あとは、場面指導対策の本を読みながら、東京都の出題形式に合わせ、常に具体的な方策を別の切り口で2つ考えるようにはしていました。

 

後は日々の生活も漢字などは曖昧なものは調べるようにしました。

 

 

 

 試験結果(公立一次試験)

 

これらやってもやはり付け焼き刃で自己採点はズバリ

 

教職教養70点

専門教養58点

でした(汗)

 

これで一次試験を合格できたので、論作文がもしかしたら救ってくれたのかもしれませんね…自分としては支離滅裂になってしまったと思いましたが、

 

字をきれいに書く・誤字脱字に細心の注意を払う・書き終わる

ことに努めました。

 

 

 

 後悔

とはいえ、大きな後悔が2点ほどありました。

 

1つは、本番前に全範囲をさっと復習しておくべきだったということです。

 

これは、特に専門教養での失敗ですが、慌てて詰め込んだ知識なので抜けるのも早いんですね、

なので、本番では物理や化学など痛恨の度忘れが多発しました。

 

 

2つ目は、専門教養はもっと広く浅く、しっかり時間も測って行うべきだったということです。

 

思ったよりも難易度は高くなかったですが、その代わり時間がなかったです。なので、

 

広く浅く、その代わり、問題を見たらスッと着手できるレベルまでスピード感を上げておく練習をしたらよかったと思いました。

 

 

以上!教採対策のためにやったことでした~

 

これらをしっかりと行っても合格を保証するものではありませんし、私は運がよかったのかもしれませんのであしからず・・・ただの一例として参考にしていただけると幸いです。

 

2021年度受験する方は、私の二の舞は踏まないよう少し早めに計画的に行ってください・・・(笑)