私が大学受験や教採対策での駆け込み猛勉強を経験してたどり着いた、効率的な勉強方法、特に試験に向けた問題集を使った勉強方法の紹介をします。
特に理系科目や沢山記憶しなければならない科目に有効な方法になります。
私自身、高校生の時まではずっと要領が悪いことがコンプレックスでした。
いつも「私は人よりやっても人並み以下・・・」なんて思っていました。
実際、英単語小テストはいつも最低点、苦手な世界史では赤点を取り、英語の模試では学年最下位を取ったこともあります。
定期テストでは中高6年間通してずっとクラスで中の下ほどの成績でした。
ですが、大学受験の勉強では高3になってから大慌てで受験勉強をしました。
当時の成果は、4月から10月までの約半年で
- センター試験英語:3割→7.5割、
- 約2か月間集中でセンター試験数学ⅠA・ⅡB:3割→8割、
- センター試験地理:忘れた(笑)→9割、
- センター試験化学:3割→6.5割、
- 2週間集中でセンター試験古典漢文:0点→9割
程度まで上げることが出来ました。
生物に関しては全国模試などで偏差値80を下回ることはありませんでした。
受験勉強期間の1年間に試行錯誤してある程度自分のやり方が確立できました。
教員採用試験でも、今回紹介する勉強法に従ってやったところ3か月間でいくつかの私立と東京都に合格することが出来ました。
実績としてはこのような感じです。なのでそんなに悪い勉強法ではないのではないかなと思っています。
なので勉強苦手…何からしたらいいのかわからない…なんて人に向けて紹介します~!
一番これを読んでほしいのは大学受験勉強を始めた当時の私自身ですが…(笑)
効率のいい方法
結論から言うと、私は繰り返しの回数が全てだと思います。
というのも一部の要領のいい人であれば、1~2回解いたり、見たり、すればいい点数が取れるのかもしれませんが、多くの人はそうではないと思います。
なので私たち凡人が何とかいい点を取るには繰り返すしかないです。
悲しきかな。
努力できる人は強い!と信じて一緒に頑張りましょう~!
皆インプット(覚えること)ばかりに時間を割きがちですが、アウトプット(演習など)のほうが大切だと思います。
例えば自転車に乗るのも、運動も最初基本的なやり方を読んだり聞いたり見たりして頭で理解しますが、体が覚えるまで練習しないと実際にできるようにはなれません。
小学校でやった計算や漢字練習もそうだと思います。
練習の甲斐があって多くの人が基本の漢字や計算は必要な時に勝手に手が動くイメージで使いこなすことが出来ていると思います。
なので、テストの時間が足りない!などのケースはこの練習不足だと思います。
体で覚えて問題を見たら勝手に手が動くまでの完成度を目指す必要がありますね。
ですが実際にはテストまでの時間が限られていたり、沢山の科目があったりして両立していくことが難しいと思います。そんなときに私がやることを整理している方法を紹介します。
用意するもの
教材・文房具
一番大事な使用するものはもちろん教材です。
教科書・問題集
知識のインプット・調べる用(教科書や資料集や動画コンテンツなど)と
アウトプット用(問題集や過去問など)があります。
これは学校で指定されているものでいいと思います。
私自身高2の時までは生物のみですが模試を頑張って受けていました。
学校で配布された問題集を解いていただけですが全国記述模試で偏差値83を取ったことがあります(ちなみに使用していたのはセミナー生物)。
新たな問題集に取り組み、レベルを上げる・下げるのは本当に必要性を感じてからでいいと思います。
ノート
私は問題を解くのは普通のノート(ルーズリーフではなく)、
まとめたりするときはルーズリーフを使うことが多いです。
普通のノートを使う理由は
- 単純に1冊使うごとに達成感がある(節目になる)から、
- バラバラにならず管理しやすいからです。
まとめるときは好きなところに足したり順番を入れ替えたりできるルーズリーフが使いやすいですが、あまりまとめるといった勉強はしていません(笑)
大学の授業などではルーズリーフにノートを取ることが多かったです。
毎回の資料とノートを別々にするのではなく、トピックごとに資料とノートをセットにしています(調べるときにラク)。
進捗状況シート
次に進捗状況シートは必ず作るようにしています。教採勉強の際の写真↓
それぞれノートの表紙に張り付けたり、手帳に張り付けたりしていたのですが、
今は手帳に直接手書き(見開き1ページ)して
一括ですべての科目、やっていることの進捗が見えるようにしています。
これをやる理由はこれもまた単純にモチベーション維持や達成感があるからです。
点数に一喜一憂せず、ちゃんと前に進んでいる…と自分に言い聞かせることが出来ます(笑)
あと、私は本当に物を整理するのが苦手でなんでも手当たり次第に手を付けてしまって何も進まない、といったことがよくあるので
あえて決めたことに集中できる状況を作るように心がけています。
ふせん
私が愛用しているのは、セリアやキャン★ドゥなどで売っているこの極細付箋です↓
これを間違えた問題にぺたぺた貼っていきます。
次に正解したら剥がします。
2周、3周と繰り返して付箋が減るのを見てまた達成感を味わいながらモチベーションを維持していきます。
なのでどの問題集も横から見るとこんな感じになっています。↓
(ちなみにこの三冊は教採の過去問)
そして、モチベーション維持の最後の砦はこれです↓
汚い…(笑)
剥がした付箋は一カ所に貯めておいて、「もうだめだ~」となったときにこれを眺めて、「これだけの知識は入ったんだ!」って思うようにしています。
写真はちなみに教採の勉強で貯まった付箋たち。
まだまだつきっぱなしのものの方が多いですが・・・(苦笑)
ふんだんに使っても300枚で100円なのでそこまで大きな出費にはなりません。
高校生の時は今よりもっとお金が無かったので再利用していましたが、
剥がしたものを貯めていくとできたものが可視化できるのでおすすめです。
進め方
いよいよ次に勉強の進め方を解説します。
社会人のような自己啓発的な内容の勉強というよりは、テスト対策のような勉強の想定です。
一通り授業を受け終わった後で全くの初見は無いという前提でスタートです。
STEP1:問題を解く(1回目)
まずは、本番に想定されるレベルの問題を一通り解きます。
学校の定期試験対策であれば、問題集の基本問題や演習などです。
そこで
- 6割程度取れる場合
- やってて思い出し、次は正解できる!といった問題が過半数の場合
は、STEP2は飛ばしてSTEP3に進みます。
一方、解いても「何のことやら?」となる場合はSTEP2に進みます。
STEP2:効率的なインプットの方法
まだ問題演習をする段階にいなかったということで、もう一度全体を復習することから始めます。
私が教採の時にやったのはスタディサプリを一気に倍速で進めることでした。
大学受験の際も基礎の基礎レベルから動画の授業を倍速で受けました。
教科書を読むだけでわかった気にならず、
他の人に聞かれても説明できるか?を基準に理解するように心がけます。
わからないところは友達や先生に聞く、調べるなどして潰していきます。
ですが、ここであまりにも時間をかけ過ぎないことがポイントで、
最大でも残された時間の1/3までに抑えます。
(テストまで残り1か月なら、10日間以下といった具合)
1/3以上になりそうだったら、あまりこだわらず、STEP3に進みます。
STEP3:問題を解く(2回目)
そ
して一通り復習が終わったらすかさず2周目を解きます。
同じ問題でも別の問題でも構わないと思います。
ここでSTEP2をしっかり行っていれば一気にできる問題が増えるはずです。
できた問題は最初に貼っていた付箋を剥がしましょう。
それでもできなかった問題は解答などでしっかり確認していきます。
ここで時間が来てしまったらSTEP5に進み、まだ余力がある場合はSTEP4に進みます。
STEP4:問題を解く(3回目~)
3回目ともなると、間違えた問題でも、解答を見れば「あぁ~」となったり、解いてる間にも「うわ、まただこれ!なんだっけ!」となったりすると思います。
これを繰り返していきます。
3回目からはできない問題(付箋が付いているもの)にだけ絞って問題を解き、
さらに、できない問題だけを4回、5回…と繰り返していきます。
完成度(正解率)が9を超え、ほとんど付箋がなくなってきたら、発展問題などに進んでいきます。
STEP5:弱点克服メモの作成
テスト直前になったら、どうしても間違えが繰り替えされた問題だけを絞りだして
一枚の紙やノートにまとめます。
ポイントは1枚にまとめることです
私はなるべく絵などをかいて覚えるようにしていました。
教科書や解答を写すのではなく、メモは自分の言葉で簡潔にまとめます。
実際に持ち込むことはできませんが、
小さな紙にカンニングペーパーを作るイメージです。
答えが思い出せるようなキーワードがあるならそれを書くのも効果的だと思います。
大学受験の時は問題演習のノートが1冊終わって、次のノートに行く際に、
そのノートの中でできていなかったことをピックアップして次のノートの先頭のページにまとめていました。
本番!
最後に貯まりに貯まった剥がした後の付箋の山を見て、安心して本番に臨みます!
以上、私の勉強方法でした~!
それでは!!
P.S. 卒業研究にバイトに…色々…忙しい!!